ご自身の終活の際に、エンディングノートはとても役立つアイテムです。しかし、どのエンディングノートを選べばいいのか、お悩みになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、2024年最新版のおすすめエンディングノートをランキング形式でご紹介いたします。
エンディングノートについて
エンディングノートは「終活ノート」とも呼ばれ、自分が亡くなった時や意思疎通が難しくなってしまった場合に備えて、自分の思いや希望をまとめるためのノートです。このノートをしっかり書いておくことで、家族や大切な人たちに、自分が何を望んでいるのかを明確に伝えることができます。
具体的には、葬儀の内容、遺産の分配、重要な連絡先などを記載されることが多いです。エンディングノートは、ただの情報整理だけでなく、心の整理や家族への思いを伝えるための大切な手段なのです。
エンディングノートの選び方
エンディングノートを選ぶ際には、いくつか注意した方がいいポイントがあります。ここでは要チェックの3つのポイントについてご紹介します。
1.使用目的に合わせて選ぶ
エンディングノートを選ぶ際は、使用目的に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。使用目的を明確にするために、まずは自分が記入したい内容や、残したいメッセージの種類を明確にしておくと、選択肢が絞りやすくなります。
例えば、具体的な葬儀の希望や、遺産分配の詳細を書きたい場合には、それに特化した構成のノートを選ぶと良いでしょう。一方で、人生の振り返りや思い出を残したい場合は、自分の人生を書き記せる自由度の高いノートが適しています。また、家族へメッセージを伝えるために用いる場合には、感謝の言葉や伝えたい思いを丁寧に書ける余白の多いタイプがおすすめです。
このように、自分が記録しておきたい事、家族に伝えたい事を考えながらエンディングノートを選ぶことで、より充実したエンディングノートを作成することができます。
自分だけでなく、残された家族への大きな贈り物にもなりますので、目的を明確にして、自分にぴったりな一冊を見つましょう。
2.使いやすい機能に注目
エンディングノートを選ぶ際、使いやすい便利な機能がついたものも多く売られていますので、そういったものを選ぶことが大切です。
特に、記入しやすいレイアウトが整っているノートは、思いや希望をスムーズに表現する助けになります。たとえば、適切な質問形式やチェックボックスがあれば、それに沿って記入するだけなので、自分で1から悩む必要がなくなります。
また、ページごとにテーマが分かれているエンディングノートもおすすめです。葬儀の希望、財産の管理、生きてきた証を残すための振り返りなど、各項目が整理されていると、必要な情報をすばやく見つけやすくなります。
さらに、書き込む際のスペースが十分に取られていることも大切です。自由に記入できるスペースがあれば、思いついたことをすぐにメモすることができ、自分自身の気持ちをより詳細に記録することができます。
このように、使いやすい機能に注目することで、より充実したエンディングノートを作ることができますので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
3.無理をせず、自分のペースで進める
最後のポイントは、無理をせず自分のペースで記入していくことです。
エンディングノートを書いていると、どうしても自分が亡くなった時のことを考えるために、ネガティブな気持ちになってしまうときも多いでしょう。そういったときには、一度に全てを書く必要はなく、少しずつ記入していくことで、より充実した内容になるはずです。必要に応じて、家族に相談しながら進めるのも良いでしょう。
また、エンディングノートには自分の気持ちを書くフリースペースが用意されているものも多いので、そういったところに正直な自分の気持ちを残すのも良いと思います。エンディングノートは自分の気持ちに正直になって書くことをおすすめします。
エンディングノートのおすすめランキング2024
さて、ここからは本題のエンディングノートのおすすめランキングをご紹介します。
昨今、エンディングノートの認知度が広まってきています。そのため、目的によってノートの選択肢も豊富になってきました。このランキングをエンディングノート選びの参考にしていただければ幸いです。
第1位:リベラル社 一番わかりやすいエンディングノート
リベラル社の「一番わかりやすいエンディングノート」は、特に、終活初心者の方にとっては、その使いやすさが大きな特徴です。
終活の流れに沿って簡単に記入できるエンディングノートで、見やすく書き込みやすい設計になっています。法改正にも対応した解説付きなので、葬儀の方法やお墓のこと、遺産分配のことなどノートを記入しながら学べるところが便利です。
暗証番号などの重要情報は『スクラッチシール』で保護されているので、安心して利用ができます。充実した内容ながら約1000円で手に入るコスパの良さも魅力です。
家族へのメッセージを書くスペースも確保されており、感謝の気持ちや伝えたい思いをしっかりと整理することが可能です。
第2位:コクヨ エンディングノート もしもの時に役立つノート
コクヨのエンディングノートは、特に「もしもの時」に役立つ内容が魅力的です。家族に残すべき大切な情報や思いを整理するために設計されており、購入した方々から高い評価を受けています。
このエンディングノートには、自分の希望する葬儀のスタイルや、連絡先、財産、医療に関する指示など、必要な情報をしっかり記入できるスペースが用意されています。
また、コクヨはノートのデザインにも工夫を凝らしており、見やすく、書きやすいレイアウトが特徴です。色分けされた項目や、具体的な例が挙げられているページがあり、初心者でも直感的に利用できる点が特徴です。生活の一部として取り入れやすいデザインなので、書き込みも続けやすいでしょう。
第3位:扶桑社 エンディングノート
扶桑社エンディングノートは、その使いやすさと内容の充実感から、多くの人から支持されているエンディングノートです。
シンプルでありながらも、必要な情報をしっかりと整理できる設計になっています。特に、自分の希望や思いを家族に伝えるための項目が豊富なところが特徴です。
このノートでは、葬儀の希望や財産の情報、さらにはエンディングメッセージなど、様々なテーマに分かれて記入することができます。また、項目ごとに選択肢が用意されているため、悩むことなく記入を進めやすいです。
さらに、扶桑社エンディングノートは、そのコンパクトなデザインも魅力の一つです。持ち運びに便利で、自宅での整理や外出先での思いついたことをサッとメモすることが可能です。
第4位:主婦の友社 書いて安心エンディングノート
「主婦の友社書いて安心エンディングノート」は、多くの方に支持されている人気のエンディングノートです。このノートは、特に初心者でも書きやすい内容と構成になっているため、気軽に始められる点が魅力です。
このエンディングノートは、基本的な情報から、思い出やメッセージを記入するためのスペースが豊富に用意されています。
また、実際に困った時の事例を挙げて、何をするべきかのアドバイスをわかりやすく解説してくれているのもおすすめポイントです。
第5位:永岡書店 もしもに備える安心ノート
このエンディングノートは、自分が倒れてしまったときや認知症になってしまったときなど、シチュエーションごとに家族への希望を書くことができます。
また、昨今終活関連の話題で取りあげられることが多くなった、デジタル遺品についても記載するスペースが用意されています。
第6位:主婦の友社 幸せに生きるためのエンディングノート
このエンディングノートは、自分が亡くなった後の準備だけにとどまらず、病気や入院、災害、老後、終活など、日常生活で起こり得る「もしも」の時に備えて、自分の情報を整理・記入するためのものです。
初めてエンディングノートを利用する方でも取り組みやすいよう、シンプルで分かりやすい項目立てになっています。
第7位:NHK出版 もしもの時に家族をつなぐ書き込み式エンディングノート
NHK出版が提供する「もしもの時に家族をつなぐ書き込み式エンディングノート」は、特に家族とのコミュニケーションを重視した設計が特徴です。
NHKで放送されている「まる得マガジン」の放送内容も盛り込まれた書込み形式のノートで、段階を追って必要な情報を整理できるようになっています。葬儀に関する希望やお墓のこと、さらには財産の分配に関する考えなど、多岐にわたるテーマがカバーされているのが特徴です。
第8位:e-booook シンプルエンディングノート
このノートは、名前のとおりとてもシンプルで使いやすいのが特徴で、複雑な情報を整理したいという方におすすめです。
シンプルなデザインながら、必要な情報をしっかりと網羅していますので、特に普段忙しくてなかなか記入の時間が取れない方や初めてエンディングノートを作成する方におすすめです。
第9位:一般社団法人終活協議会 はじめの一冊 オリジナルエンディングノート
このノートは、プライバシーに配慮し、表紙に「エンディングノート」の表記がないデザインとなっているのが特徴です。 外出先などでも気軽に使えるため、人目が気になってしまうという方にもおすすめです。
また、目次もついているので、何の項目が何ページから始まるのか、辞書を引くような感覚で使うことができます。メモスペースも広いので、とても自由度の高いノートです。
初めてエンディングノートを記入する方でも安心して取り組めるよう、書き方の解説動画が付属しています。
第10位:主婦の友社 未来を見つめるエンディングノート
緊急時にまず必要となる緊急連絡先、預貯金口座、保険などの情報から書き始められるよう、実用的なページ構成になっています。
エンディングノートは、決めなくてはならないことも多く、なかなかすべての情報を網羅するには時間がかかりがちなので、優先順位が高い物から整理して書き始められるのはとても大きなメリットです。
また、病気になった時、遺言書作成時、要介護になった時、亡くなった時に必要となる手続き等についても、わかりやすく解説されています。
無料のエンディングノートについて
最近では、無料でダウンロードできるエンディングノートが増えてきています。経済的な負担を気にせずに、自分の想いを整理ができることが大きなメリットです。
無料のエンディングノートは、インターネット上で手軽に入手できるため、興味があればすぐに試すことができます。テンプレートの種類も豊富で、シンプルなものから詳しく項目が網羅されたものまで様々なものがあるので、自分のライフスタイルや要望に合ったものを選ぶことができます。
しかし、無料のエンディングノートは内容が限定されている場合も多いので、その点についてはあらかじめ理解しておく必要があります。
まとめ
エンディングノートのおすすめランキングを中心にご紹介しました。自分の人生を振り返り、前向きにいきるための終活を検討している方は、ぜひこの記事をご参考いただき、自分にぴったりのエンディングノートを探してみてください。
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